4月とは比べ物にならない
成長をしている子がたくさんいます。
先生と目も合わせられず
話もできなかった子が
「Aちゃんとブロックで家を作っていたら
Bちゃんが来たから仲間に入れて一緒に遊んだの」
と楽しそうにたくさん話してくれました。
今はきっと楽しく、自分の心も満たされていると思います。
4月のころの心の中はどんなだったのでしょうか?
いろいろと推測はできますが
入園当初は
自分の居場所を幼稚園では
見つけられていなかったと思います。
心の中の変化は
その子をよく見続けなくては
わかりません。
幼稚園の先生は
そんな変化に気づき
成長を感じたとき
自分のやってきたことを
振り返り、
心が満たされています。
「自分が役に立ったんだ」と
自分の居場所を再確認できるんですね。
幼稚園の先生になって良かった
と 思える時が最高の幸せです。
幼稚園にとって
行事は
どこか、園のアピールのように見られがちですが
決して、そうではありません。
行事は子供の成長の一過程です。
どんどん成長していく中での
一つの道しるべです。
今日の帰り際
子供「園長先生ありがとね」
園長「なにが?」
子供「おゆうぎ教えてくれて」
園長「そうかぁ、本番でも大きく動けるといいね」
子供「うん、園長先生も見ててね」
舞台に立つと動きが小さくなってしまう子でした。
ちょっと気になって
舞台練習を一緒にしたのですが
彼はそれをうれしく感じてくれたようで
自信をもって舞台に立ってくれそうです。
子供にとってあの舞台はどんなものなのでしょうか?
特別な気持ちを持たせてくれるものだと思います。
昂揚感であったり
不安感であったり
プレッシャーであったり
自慢の場であったりするかもしれません
いろいろな気持ちが交差する場こそ
人間を大きくしてくれます。
おゆうぎ会の舞台
見栄えはよくありませんが
子供の気持ちが
鮮やかに花開く
成長の舞台であると思っています。
成長を感じながら予行を見ていて
目頭が熱くなりました。